103か国を旅した写真家竹沢うるま写真集口コミレビュー

彼の写真集ってどんな作品なのかな?

感想が知りたい。

買いたいって思ってるけど内容が知りたい。

上記のようなお悩みがあったりしませんか?

本文では下記の内容を解説します。

  1. 竹沢うるまとは?
  2. 写真集の解説
  3. 竹沢うるまデビューの方にオススメ作品

 

この記事を書いている私は

海外渡航歴24か国。旅をしながら写真を撮っていて写真歴9年です。

記事の信頼性担保になると思います。

 

103か国を旅した写真家 竹沢うるま 写真集 口コミレビュー

 

①竹沢うるまのご紹介

竹沢うるまとは

日本の写真家で大阪府出身。うるまとは沖縄の方言でサンゴに囲まれた島という意味。

2010年-2012年に1021103か国をめぐる旅を行いその模様を写真集 Walk  aboutとして出版。

2014年にはインド北部で撮影した作品 スピティ谷の女 で第三回日経ナショナルジオグラフィック写真賞受賞。

2015年に初の海外個展をニューヨークで開催するなど国内外で活躍。

 

写真集のレビュー

•walk about

表紙は大人気ウユニ塩湖。

ここだけをみるとよくあるきれいな写真がたくさんのってるいるのかな?と想像するが

写真集を開くとその考えが大きく間違っていることが分かる。

この写真集には絶景写真集、旅写真集等を求める物がすべて詰まっている。

1ページめくる度に竹沢の世界に引き込まれていていく。

Walk aboutには放浪する、通過儀礼としての旅という意味がある。

その言葉のごとく竹沢が自分の足で1021日をかけて自分の目で見て体で感じた体験をそのままが写真に切り取られている。

walk aboutを見ていると気づくのが竹沢の旅が人との関わりが強いこと。

絶景写真や旅写真と聞くときれいな風景などが想像つくと思う。

しかしwalk aboutにはきれいな風景はもちろんだが圧倒的には人が絡んだ写真が多い。

これは竹沢がいかに現地で深い旅をしているかが想像できるだろう。

こんな場所が世界にはあったのか。そしてこんな場所に人が住んでいるのか。

1ページ事に読者を違う世界に連れてってくれる旅を体感できる写真集だ。

 

 

ブエナビスタ / Buena Vista

この写真集は竹沢うるまが何度も通ったキューバを題材にした作品である。

タイトルのブエナビスタとは「良い眺め」

っという意味だそうだ。

キューバといえばアメリカと国交が回復し今、今後激動な勢いで変化している国である。

この写真集はアメリカと国交回復をする前に撮影されている。

私もキューバは訪れた事があるのだか

キューバは躍動感に溢れた国と感じている。

表紙の写真を例にだすとこの作品の中にはこれはあえてスローシャッターで

ブレてシャッターを切っている作品がいくつかある。

うるま氏もおっしゃっているが

あえてぶらせてシャッターを切る事によって

キューバの躍動感、時代が動いているというイメージを持たせたようだ。

過去にチェゲバラ、カストロによって革命を起こしたキューバ。

その名残を感じるかの様に写真一枚一枚に躍動感がある。

この作品を見たいと感じている方は竹沢うるまが撮るキューバとは?

そしてキューバという未知なる国という国。

どんな場所なんだろう?

そういう方も多いと思う。

今後はアメリカやヨーロッパ文化が流入してまた大きくキューバが変わるだろう。

この作品はもう二度と見る事ができない時代のキューバを切り取っている。

うるま氏はキューバは青緑、グリーンが

かかった青と言っている。

表紙からもうそれが物語っている。

あなたがもう今後決して見る事ができない

時代のキューバ。

あなたをアメリカと国交回復する前のキューバにこの作品が連れてってくれる。

表紙から感じる躍動感。

手にとれば必ず分かる。

コルラ / Kor La

コルラとはチベット仏教徒が信仰の対象を時計回りに巡礼することを意味する。

この作品は2012年に3年弱にわたる旅の終焉としてチベット仏教圏を旅した際に撮影されている。

主な場所は

ブータン

インドのラダック地方

ネパールの旧ムスタン王国

中国青海省から四川省にかけてのカム地方

訪れた場所の中にはには

•4000mを超える高地

マイナス20度の世界

国境紛争

侵略の亡命の最前線

上記の様な所もあったそうで過酷極まる旅であったそうだ。

そして訪れた場所の「祈り」テーマに作られている。

チベット文化圏っと聞いてピンとくる方はそうはいないだろう。

この作品の一枚一枚あなたが想像もできない風景、文化、人々の世界だ。

ひとつ前に紹介したブエナビスタとは対照的にこの作品は静である。

掲載されている風景は真っ白な雪山、氷山。

そこに住んでいる人々の祈りの風景。

雪山での凍える様な冷気。

祈りを捧げている人々の息遣いまで届いてくる。

そして光と影の絶妙なバランス。

うるま氏の作品は写真が生きている。

そう思わせてくれる。

1ページをめくる時間は他の写真集より

長くなるだろう。

ゆっくりゆっくりと。

あなたを祈りの世界に引き込んでいく。

あなたがこの作品を手にした時、

チベット文化圏、そして祈りとは。

必ず理解ができる。

言葉と写真で旅をする「一冊の詩」

この作品はうるま氏が三年間の旅で撮ってきた写真に詩人の谷川俊太郎氏の言葉を合わせて

作られた作品である。

Walk about等でも使われているうるま氏の

写真に谷川氏の言葉が絶妙にマッチングしている。

またサイズもフォトブックほどでありながら

クオリティが圧倒的に高く、

価格帯も1000円とリーズナブルである。

お手軽にちょっと深呼吸をして

リラックスしたい。

そんな気持ちにさせてくれる作品である。

うるま氏の写真集を購入したいと

思っているあなたが最初に購入するには

ぴったりの作品である。

以上竹沢うるまの作品レビューになる。

素晴らしい写真家、竹沢うるまの作品が1人でも多くの方に届く嬉しく思う。

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